2020年、世の中の流れは加速し、私たちの日常生活も、これまでの常識が通用しない出来事が次々と起こっています。
これまでなら突破できていたこと、許されていたこと、そして当たり前のようにそこにあったものなどが次々と変化していきます。
その現象の一旦を担うのが、星空の世界の「トリプルコンジャクソン」「グレートコンジャンクション」と呼ばれる現象。
占星術界では、この2020年、私たちの生活や考え方に大きな影響を与えるということで、避けては通れないテーマとなっています。
グレートコンジャンクション、トリプルコンジャクションとはどのようなものなのか。そして私たちへどんな影響が与えられていくのか。しっかり予習をし、備え、行動に結びつけることで、星のパワーを味方につけ、ワンランクアップした自分に出会うことができます。
もくじ
「グレートコンジャクション」とは
「グレートコンジャクション」は、土星と木星がコンジャクション(0度、合)となる現象のこと。2020年の12月22日に水瓶座「0度」で起こります。
これは、20年に1度の現象で、前回は、1900年代から2000年代へと移り変わっていく境目のとき、2000年の5月に起こっています。
この時期に起こったのは、アメリカでのテロを発端とした、世界情勢の揺らぎ。2000年からの「カラー」が変えられ、価値観を大きく揺るがすものとなりました。
そして2020年のこのグレートコンジャンクションも、今後20年間の「カラー」の中、私たちは生きていくことになります。
「トリプルコンジャクション」とは
「トリプルコンジャクション」とは、木星、土星、冥王星など、「トランスサタニアン」と呼ばれる、比較的速度の遅い天体が、山羊座の中で接近する現象を表しています。
木星が2019年11月に、射手座から山羊座へ移動し、山羊座の冥王星、土星と同じサイン。つまり、天体が3つ入り込むことになります。この現象は2019年3月22日に土星の水瓶座入りまで続きます。
「コンジャクション」は、天体の性質のエネルギーを過剰に放出します。
似たような性質であればよりパワーアップをしますし、真逆の性質であればぶつかり合います。
各々の天体が緊密に寄り添いあうことで、時にサポート、時に「過剰」にそれぞれの天体が刺激しあいます。
つまり、2020年12月の「グレートコンジャクション」の前に、この「トリプルコンジャンクション」の洗礼を私たちはうけることになるのです。
リセットと防御せめぎ合いのトリプルコンジャクション
2019年12月に木星が山羊座入りをすることで、より「山羊座」の性質が色濃く表れます。山羊座の性質は「古風」「権威」「政治的なもの」「主導者」。
12星座の中では「父親」「経営者」「権力者」的な役割を果たしていきます。
古くからの原理原則を守ることは、良き慣習を継続させる重要性があるものの、やや新鮮味にかけます。変えなくてはらない場面で身動きが取れない、周囲の人々に制限を与えるという息苦しさをもたらすこともあります。
また、山羊座は「政治色」の強い星座です。世の中の流れとしては、木星、土星、冥王星、そして火星も山羊座入りすることで、人々の不満や世界的なほころびが表面化し、私たちの日常生活にも不穏な空気を注入する。そんな運気となっていきます。
つまり、「これまでしがみついていた古い価値観」「権力者のプライド」を守ろうとする力と、それらを破壊しリセットさせようとする強いエネルギーがぶつかりあうことで、私たちの生活が脅かされるおそれもはらんでいるのです。
新しい価値観を手にいれるグレートコンジャンクション
トリプルコンジャクションから始まる「価値観と価値観」とのぶつかり合いは、多くの人々にダメージを与えるものになるかもしれません。
心のよりどころとしていたものや、執着していたもの。
例えば、
「安定したいから、本意ではないけれどしがみついておこう」こうした、打算的なものが、基盤のリセットにより、意味の無いものになるかもしれません。
古い価値観や土台が消え去ったあと、新しい「希望」や「理想郷」に向かって歩み始めるのがグレートコンジャンクションの力です。
今後20年間かけて、「新しい考え方」を提案する出来事が次々と現れます。リセットのあとに残るのは「夜明け前の灯」と言えるでしょう。
「トリプルコンジャンクション」と「グレートコンジャンクション」後の私たちの生き方
この1年間をかけて私たちが心がけることは、「柔軟にその場の状況に対応すること」「心の声に耳を傾けること」
「安定しているから」「みんなと仲良くしたいから」「この方が上手くいくから」
と、すでに賞味期限切れになっているものを握りしめている人は、その力を緩めるときです。
なぜなら、あなたが感じている「違和感」という「勘」は、次の世界へ旅経つエネルギーとなるもの。
何かと戦う人は、「新しい方」「未来」を選択するようにしましょう。
失ったと思ったもの、焼け野原に思えるもの。
それは新しいフィールド構築に必要なステップと環境なのです。