飛鳥未明の連載コラム#12「天中殺について」

飛鳥未明の連載コラム#12「天中殺について」

占い師として、占いをしていると、一番多いお客様がこの「天中殺」です。
「てんちゅうさつ」と読みます。これは算命学の言い方で、四柱推命なら「空亡」、「くうぼう」、でも一番有名なのは「大殺界」でしょうか。

「天中殺」は、一言で言うと天が自分に味方しない時です。ですから、この時期は色々と大変な事が起きやすいのです。

では、なぜこのような現象が起こるのかというと、算命学や四柱推命は十干(じっかん)と、十二支(じゅうにし)から読んでいきます。
十干は馴染みがなくても十二支は、年賀状を書く時に出てきます。

子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥です。十干の甲乙丙丁戊己庚辛壬癸は今の日常生活では契約書くらいでしょうか?
「こう」「おつ」「へい」「てい」と読むと意味が分からなくなりますが「甲」を「きのえ」、「乙」を「きのと」、「丙」を「ひのえ」、「丁」を「ひのと」、「戊」を「つちのえ」、「己」を「つちのと」、「庚」を「かのえ」、「辛」を「かのと」「壬」を「みずのと」、「癸」を「みずのと」と読めばいかがでしょうか?

つまり、「甲」と「乙」は、「木」の「え(つまり兄)」と、「と(つまり弟)」ですから、「えと」は、「兄弟」なのですが、なんと十二支が「えと」になっています。
それはさておき、この「十干」と「十二支」を組み合わせたものが「六十干支」で、「甲子」から始まり、「癸亥」で終わります。

「甲子園球場」はこの「甲子」の年にできたそうです。因みに今年、2019年は「己亥」となります。
さて、六十干支が十干と十二支を組み合わせて成り立っている事はご理解いただけたと思いますが、十通りと、十二通りでは、11番目からは、ずれてしまいます。

ずれて足りない部分は、新しく付け加えるのですが、継ぎ接ぎのような状態となってしまいます。
つまり、この継ぎ接ぎ部分が「天中殺」なのです。

例えば十個入りのお菓子6箱と十二個入りのお菓子5箱をそれぞれ1個ずつ60人の人に配る時、11番目の人は十個入りのお菓子が切れて新しい十個入りの箱を開けて、お菓子を配ります。
つまり、この新しい箱を開ける状態が天中殺となるのです。ですから、10番目までの人より不手際が起きやすくなるのです。

しかし、箱を開ければ次のお菓子はありますから、お菓子を受け取れない訳ではないのです。
つまり、天中殺はお菓子が切れて残念ではなく、次のお菓子を準備する状態です。

そして、お菓子が無くなった古い箱を始末して、新しい箱を置く場所を準備することになるのです。
天中殺の時期は、離れる、別れる事も多いです。つまりその古い箱に該当するものが、離れ、別れてしまうのです。

一見、離れ、別れる事は残念な事に思えますが、離れたいと思う腐れ縁もありますから、これから先の人生のためにもこの腐れ縁を解消すれば助かる事になるのです。
ですから、腐れ縁でお困りの方は、天中殺が、物凄いチャンスなのです。

さらにこの時期は、後腐れが無いため腐れ縁の相手の生年月日が分かれば、相手の天中殺と自分の天中殺が同時に入る時期を狙えば完璧です。
同じ天中殺なら簡単ですが、違う天中殺でも年の天中殺と月の天中殺を組み合わせる事によって双方が同時に天中殺になる時期を割り出すことはできます。

しかし、この時期は何かと不安定ですから、新しい事をこのような時期に始める事はリスクが伴います。
天中殺が始まる前に計画している事なら概ね問題も少ないのですが、天中殺という、いつもと違う状態を基準にすれば、天中殺の時期を抜けると事情が変わってしまい、それを続ける事が困難となってしまいます。

ですから、この時期に転職しても長続きしなくなるのです。但し、この期間だけの短期の話であれば、問題ありません。この天中殺の時期に色々な社会経験やボランティア活動、単発のアルバイトなどをして天中殺が抜けたら、新しい職に就くのです。天中殺の時期はその人に対しての評価も低くなりがちですから、天中殺が抜けて自分の評価が高くなってからが良いのです。

つまり、この時期に仕事を辞めるそのものは問題ありませんが、仕事を辞めて新しく独立するのは一番危険な行為です。
但し、もともと副業があって副業などが忙しくなって会社を辞めて副業がメインになるのは会社と言う悪縁?を解消ですので、むしろ喜ばしい事なのです。

あと、この時期に多い例としては、肉親の死別や介護などでしょうか?このような状態は確かに良い時期とは言えなくても、その時の経験が自分の人生観を変え、
普段では得られない知識をたくさん得る事ができます。死別となれば、お葬式、そして介護であればそれに関する事は、普段の日常生活では知り得ない知識や情報が必要となります。

今は、自分の為に精一杯でも、その知識や情報が自分の大切な人を救ったりします。ですから、特に今、天中殺の方は大変ではありますが、それがずっとではありません。
天中殺が抜ける時期は、占えばすぐ分かります。そして天中殺が抜ければ夜が明けるような開放感を得る事が出来るのです。

その時期その物を変えられなくても、その時期を知っているだけでも
全く違うのです。そして次の運を開く大切な時なのです。

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飛鳥未明

占い歴35年、プロ歴17年、占いライター歴5年 Yahoo!占い トップとなった※的中唖然!同業者も頼る≪ホンモノ導師≫飛鳥未明◆運命創算術を監修し、「開運館E&E」上野マルイ、「ミラ・フォーチュン」東大島、谷中銀座「たまる」などで対面鑑定を、エキサイト電話占いで電話鑑定を行っています。