カルロッタのお悩み相談室「結婚の相談#1」

カルロッタのお悩み相談室「結婚の相談#1」

今すぐ結婚したいんです母が大反対します。

うさうささん

カルロッタ先生、うさうさと申します。
私は大学生で、この間22歳になったばかりです。

今、お付き合いしている人がいます。
その人は私の7つ上の30歳。すっごく素敵な人なんです。
思い返せば、私の今までの彼氏って、今思い返してもくそオブくそ。どうしてこんな奴らと付き合ったのか自分でも信じがたいやばい彼氏ばかりでした。

浮気は当たり前、私をないがしろにする、馬鹿とか学がないとか(私はいわゆるFラン大学です)、障碍者だからぐずとか(私は右手に障害がちょっとあります。日常に差し支えませんけど)言うなんていうのは普通で、俺がいるからお前は生きていられるとかそういうことをいったり、つまり、私にひどいことをしたり言ったりする彼氏ばかりでした。

しかし!今の彼氏は本当に素敵で優しくて、かっこよくて大好きです……!

彼は無口なタイプで、おしゃべりな私とは正反対。
でも、言葉にしなくても行動がすごくすごく優しくて好きなんですよね。

彼のどこが好きかというと、私が歩いているときに、何も言わずに私が歩きやすい速度に合わせてくれたりするところ。あと、誕生日には部屋のテーブルに花を飾ってご飯を作ってくれたり、誕生日じゃなくても、何も言わずにお部屋に花や、私の好きなケーキを買って置いておいてくれて、言葉少なに「たべなね」とだけ言ってくれるところとか……。お料理も上手で、夕飯をいつも作ってくれます。てんぷらが上手で、あとは肉じゃがも上手ですね。

あと、私はそんなに可愛くもないのですが、
「うさうさは本当に可愛い」と、口数が多くない割に、そういうことだけは結構言ってくれます(笑)
「うさうさは色んなことができて偉い」「うさうさは俺よりずっと勉強熱心だな、見習わないと」「うさうさは素直で気持ちのいい性格をしていて、人に好かれる」とか、とにかく私のことを頻繁に褒めてくれて、恥ずかしくなっちゃうくらいです(とっても嬉しいですけど!)

私の母は、ハチャメチャな人で男をとっかえひっかえ、私は小学校中学校高校大学と父が毎回違いました。また、男に興味はあっても私には全然興味がなく、毎日千円だけテーブルに置いてあり、母との関わりはほとんどありませんでした。
母から優しい言葉をかけてもらったこともあんまりないと思います。今思い出そうとしても一つも思い出せないので……。

私は結構明るいタイプで、人からは幸せそうとか、能天気とか言われることも多いです。友達も多分割と多いかも?と思います(人から言われるので)

しかし、自分の中では、ずっとずっと、母を筆頭に誰も私のこと好きな人なんていないんだなーと思っていて、ちょっと暗い気分になることもありました。

でも、私は彼と出会ってから、生きる元気が湧いてきて、心も温かくなって、何かやりたいという気持ちがたくさん出てくるようになりました。
人を好きになるってこんなに楽しいんだって思ったし、人に愛されるって、こんなにうれしいって知ることができました。彼がご飯を作ってくれて、人からご飯を作ってもらうってこんなに幸せなんだ~♪って知ることもできました。今は私が彼に料理をふるまえるように、料理の練習もしています。

それで、私は彼と結婚したいんです。
彼は、ずっと「俺は嬉しいし、うさうさと結婚したい、けど、もっとじっくりゆっくり考えてもいいんだよ、うさうさは若いんだから」みたいなことを言います。なので、この間絶対あなたがいいって言ったら、じゃあ結婚しようと言ってくれました。

それで、私の母のところに彼を連れて行ったんです。結婚したいからって。

そしたら、母は大反対。

所作が汚いとか、つまらなそうな男だとか、意味の分からない理由で、彼のことを中傷します。

どうしたら、彼と私が結婚することに母が賛成してくれるでしょうか?

結婚しちゃえばいいじゃない

カルロッタ

『どうしたら、彼と私が結婚することに、母が賛成してくれるでしょうか?』

この質問、少し考えてみましょう。
私は思うんですが、なぜ彼と結婚するのに、母の賛成が欲しいのでしょうか?
別にお母さんが賛成してくれなくても結婚しちゃえばいいじゃない、と私は思いますよ。

もちろん、賛成してくれるに越したことはありません。
でも、賛成してくれないのなら、そうなのか、と納得して彼と結婚してしまってもいいじゃありませんか。

それに迷うってことは、うさうささん、お母さんに愛を期待しているんじゃないでしょうか。
うーん、こういうと少し語弊があるかもしれません。お母さんがこれから自分に振り向いて、愛してくれる可能性を捨てたくない、としましょうか。

うさうささんは、意識しているか無意識はわかりませんが、まだ母に愛されたいと思っています。今は愛してくれなくても、いつかお母さんが愛してくれるかもしれない、とどこかで思っているのです。

母の反対を押し切っての結婚は、母と仲が悪くなることとイコールです。おかあさんがうさうささんを愛してくれる可能性を断念することとつながります。

あなたは今でもお母さんに愛されたいし、そして彼氏の愛も欲しいのです。
でも、今あなたのお母さんは、うさうささんにとって意味の分からない理由で彼を中傷しているんですよね。であれば、賛成してくれるのは難しいでしょう。

意味の分からない理由での中傷、というのは『邪魔をしたい』『嫉妬や悪意』の表れでもあります。お母さんがこういう行動をしている以上、説得は難しいと思ってください。

であれば、ここは人生の岐路です。
母の愛をとるか。それとも彼との愛をとるか。

人生には、どちらかしかとることができない試練が現れるのです。それは大人になるということとイコールであり、うさうささんは、今、大人としての試練に直面していると言えるでしょう。

どちらを選んでも構いません。
よく考えて選んでください。どちらの選択でも、考えて選んだのなら、間違いではありません。とにかく、これは両方の賛成は得られない案件であることを知りましょう。そして、選ぶことです。自分で自分の人生を選ぶことで、人は大人になり、生きている実感を得られます。

それにしても、いい彼氏さんですね。
うさうささんに、たくさんの幸せがありますように。